【Phantom Gaming】AsRockがグラボ市場に進出
AsRockは先月28日にPhantom Gamingとして初めてのグラフィックボードを公式に発表した。Radeon RX 500シリーズをベースとしたグラフィックボードである。AsRockはPhantom Gamingシリーズとして一般市場を狙った4つのグラフィックボードを発表しグラボ市場に進出するようだ。今回は公開されたグラフィックボードの詳細に迫ってみたい。
高いオーバークロック耐性
今回発表されたグラフィックボードは高いオーバークロック耐性を持ち、数値でも証明された。ASUSTeK,GIGABITE,MSI他、競合企業が発売している製品のオーバークロック動作時のコアクロック周波数が1380MHzに対してPhantom
ユーザーフレンドリーなソフトウェア
OCモデルを購入してもソフトウェアが使いにくいなどで、オーバークロックを利用していない方は少なくないだろう。Phantom Gamingではその問題を解消するためにユーザーフレンドリーを重点においてソフトウェアを開発した。「Phantom Gaming Tweak」を利用することによりGPUやグラフィックスメモリの動作状況をすぐに把握することができる。ほかにも、独自のソフトウェアによって効率よくグラフィックボードを制御することによりグラフィックボードの最大限のパフォーマンスを引き出すことができる。
独自の冷却システム
高いクロック周波数で動作するグラフィックカードで心配なのは冷却性能だ。クロック周波数をあげればあげるほど発熱量は比例して高くなる。十分な冷却できない場合、出力する映像にノイズが走ったり、動作が安定しなくなる。最悪、システムが終了するときがある。今回発表されたグラフィックカードはもちろんその問題は買い決意している。
大型の二基のファンが搭載されているが、そのファンに利用されている軸に長寿命のベアリングを2つ使うことにより冷却効率と耐久性を高めている。耐久性は従来の冷却ファンより30%高くなるという。
冷却システムに関してはこれだけではない。熱伝導をするためのヒートパイプは内部に溝を掘り表面積を大きくし、熱伝導率を30%高めることができるそうだ。
最後に
マザーボードを主に発売していたAsRockであるが、グラボ市場に進出することにより今まで以上に競争が激化しグラボの性能が大きく変化し行くのは大いに期待できるため、筆者はこの発表にうれしく思う。また、公式ではまだ発表されていないがVegaの発表も期待できるため、AsRockの動きは今後も目を向けていきたい。</p